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蔵王モンスター

2017.03.16 (木)

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蔵王のモンスターは世界で見ても大変貴重な現象で、日本でも、いや世界でも蔵王と八甲田しかできないのです。

日本海の湿った雪、トドマツ、マイナス10℃~15℃などいろいろな条件がそろはないとできないのです。
以下、状の項目をコピーしました。興味のある方はお読みください。
樹氷と霧氷は全然異質なのです。
エベレストの霧氷は、上昇気流に乗ってできるため、谷川の一方にしか発生しないのです。

強風と寒さの条件下だからなのでしょう。
日本では、全面にできます。

冬の蔵王の気象

シベリアからの北西の季節風は、日本海の対馬暖流(夏は25℃くらい、冬でも10℃前後)から多くの水蒸気をもらって雪雲をつくります。雪雲は朝日連峰で上昇して多量の雪を降らせます。雪雲は山形盆地を通って、再び蔵王連峰で上昇して雪を降らせます。そのときの雲のなかは、多くの雲粒が0℃以下でも凍らない過冷却水滴になって、雪とまじりあった状態になっています。蔵王の1〜2月頃は快晴の日が少なく、風向きは北西から西を示し、平均風速10〜15m/s、平均気温マイナス10〜マイナス15℃の吹雪の世界です。樹氷はこうした気象条件のなかで成長します。

樹氷のできる条件

蔵王の樹氷は、亜高山帯に生育する針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできます。そのしくみは、
着氷雪雲の中の雲粒(過冷却水滴)が枝や葉にぶつかって凍りつくとエビのシッポができ、着雪そのすき間に多くの雪片がとり込まれ、焼結しかもこれらが固くなっていく。という一連の現象が繰り返されることで説明されます。

樹氷ができるまで

11月〜12月 初期 アオモリトドマツは、季節風で運ばれた雲粒(過冷却水滴)による着氷と着雪で覆われはじめる。
1月 成長期 風上に向かってエビのシッポが発達し、着雪も盛んに起こってくる。
2月 最盛期 着氷と着雪が最も盛んで、大きな樹氷に成長する。
3月 衰退・
倒壊期 気温の上昇で樹氷はとけて細くなり、また雨などで一気に倒壊する。

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