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雨漏り奮闘記 屋根裏にも白蟻がいた。

2008.11.07 (金)

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雨漏り奮闘記 屋根裏にも白蟻がいた。

白蟻と言いますと、皆さんは床下・台所・浴室などの土台が被害会うと思っていらっしゃいませんか。
 当然ですよ。そんな声が聞こえてきます。

ところが、白蟻は成虫になると羽が生えます。
何処にでも移動が出来ます。
屋根の上でも。 ただし、湿気がないと駄目ですが。

これは、さいたま市A邸のことです。
 屋根材はセメント洋風瓦、施主様より葺き替えの依頼を受け、施工当日になりました。

瓦の撤去作業中、雨漏り箇所を原因調査の為、慎重に撤去しておりました。
屋根の袖瓦が使用されている部分で、思っていないことが判明、白蟻被害です。

既存のセメント洋瓦は通常、下地は乾燥し、蟻害は例がありませんでした。

施工不良の為、長期間の雨水浸入で何時も湿気を帯びていたんですね。

その結果、垂木が白蟻にあっていたのです。
もし、葺き替え工事を先延ばしにしていたら、もっと被害が拡大し、時間と費用が掛かったことでしょう。

もう1件は、越谷市のT邸のこと。
工事依頼はコロニアルの上から金属屋根を重ね葺き(カバー工法)する事でした。

でも、屋根上を歩くだけでフワフワしておりました。
おそるおそる開けてみました。
えっつ、こんな事があるの。

寄棟の屋根ですが「隅木」(10.5cm*10.5cm)と言う角の垂木が集まる木材は60cm位ありません。
それだけではなく、浴室に当たる角の柱も「白蟻被害」あっておりました。
浴室も、ユニットバスに改築されておりましたが、
柱は添え柱を立てホゾ穴に固定されていません。

単にユニットバスの固定に使用されておりました。
たぶん、設備屋さんかメーカーから取付工事を依頼された職人さんでしょう。

その工事を施工なされた方も角の柱が無い、そんなことは想像してなかったと思います。

この2つの案件とも、外壁はモルタル壁で、しかも、
破風板の部分まで、モルタルで覆われていた構造です。

どちらも、耐火構造ですが、雨漏りしては、耐火より「蟻害」のほうが先に建物を劣化させた例として、捕らえて良いのかもしれません。

工事はどうしたって。隅木が材木本来の性質を保持している処より貫板を抱かせ、新規の隅木をビスで固定をして、同寸法の太さに垂木を合わせ、隅木を加工いたしました。

野地下地の構造用合板で屋根下地を作り、完了いたしました。

通常のカバー工法の下地の面が同一になるように工事を致しました。

T邸の白蟻被害は、格別大きかったです。
聞いた話ですが、昔の造りで丸太梁が白蟻被害にあい、
屋根葺き替え工事から一変して、屋根替え工事に発展したことを聞いております。

長期間の雨漏りは屋根を痛めるだけでなく、住むことが出来なくなります。

屋根は早めの点検と補修が必要です。

今日は此のくらいに致します。
宜しくお願い致します。 
              新 瓦 博 士