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日本人のルーツと歴史のロマン

2020.06.30 (火)

 日本人のルーツは、遺伝子学的には「ヤポネシアゲノム」呼ばれる、旧石器時代の人々が縄文早期の人々と遥か11,000年前で途切れ、空白の時代がある事が解かっているそうです。
 そんな事は、学者に任せて、私が不可解に思うのは、学校で教わる縄文時代そして弥生人が文化を引継いだくらいに思っていたのです。皆さんも、きっとそうだ思います。

 ところが、縄文人は新潟県から青森にかけて狩猟生活を送っていたのです。何故解ったか?。山形県蔵王に行ったときの事です。
 ホテルにレプリカですが火焔土器と黒煙土器があり、埴輪展のポスターもあったのです。つまり、丸山三内遺跡が縄文時代の村落を表現しているのです。

 ところが、九州旅行で福岡県の宗像神社の展示室で縄文時代の翡翠の勾玉を目にして、ボランテアの方に聞いたのです。
 新潟県糸魚川の翡翠で、縄文時代には既に朝鮮半島の高句麗と貿易していたのです。
 とこが、日本には勾玉の穴を開ける技術がなく、縄文時代の部民の長が統率、祈りの儀式に首にかけてお祈りをしたのです。
 魏志倭人伝に、初めて登場する卑弥呼は九州説と奈良大和説に結着が付かず、論争が続いております。
 ところが、最近のハイテク技術で強力なビームを当てると岩盤であろうと8mの古墳の内部を透視して見ることができるのです。
 奈良県桜井市の古墳を透視した結果、埋葬されている人間が卑弥呼の没年と合致すことがわかったのです。
 ちょっと話は反れますが、女性しかないミトコンドリアのDNA解析で判るのです。
 日本人のDNAは、現在も過去にも存在しない特異なゲノムであり、紀元前10世紀ごろから紀元5世紀ごろまで縄文人(狩猟生活:犬歯などが発達)と弥生人(農耕民族:臼歯が発達)が1500年の間、共存して居たのです。
 狩猟生活のペルシャから、大陸を移動したインド・アーリア人、さらに分化してロシア系の北方民族が混在していたのです。
 また、沖縄人は別の縄文人だったのです。それだけでなく、島島によって遺伝子の配列が違うそうです。
 人類学上は、とても複雑のようですが事実です。
 
 なぜだか良くわかりませんが、日本の天皇と朝鮮半島の五王が統治・没年等が近似しているのです。また、当時世界最大の戦いと言われた白村江の戦いに、任那の日系人が2000人以上も戦いに敗れ、来襲を恐れた大和朝廷は、防人制度つくり、関東地方から多くの民が徴兵されたのです。「防人歌」として、万葉集に記載されているのです。

 参考に倭の五王と新羅の王と比較してください。
 讃:(仁徳天皇:405年代朝貢の記載
 珍:(日本の反正天皇の殯(もがり:現在の喪中)

 珍:反正天皇(433~439年 朝貢)
 済:允恭天皇(いんぎょう天皇(440~459)
 興:安康天皇(460~462)
 武:雄略天応(4463~479年)
 間違っていたらごめんなさい。

 倭王の5王は中国の先進国の文化・法律、技術取入れ、大和政権は地方への支配権強化及び中華帝国の皇帝の威光をかざし、従わぬ豪族の支配権の確立に利用したのです。当時は天皇家の威光は限られ、行田市稲荷山古墳から出土した辛亥鉄剣の文字は「治天下大王」と記してあるのです。これは、中国・皇帝の冊封王(貢物差し出す隷属的な王権)として倭の国を治めてよいと命令を発令したと解釈されるのです。
 5世紀の100年間、高句麗はアジアのおける先進国で、厳格な律令の下で、兵士たちの士気、高度な戦闘技術で大国「随」を2度に渡って20万の大軍壊滅させ、隋帝国は滅亡するのです。
  
 もちろん、隋は今でも使用可能な大運河を張り巡らし、流通の便や竜頭の巨大御座船で巨費を浪費し軍需費を節約したことあるのです。インドのタージマハール(マハラジャの王妃の納棺寺院)建設も皇太子のクーデターで幽閉され、対岸に己の黒御影つくりの寺院は基礎部分のみが存在)

 次の唐の太宗率いる大群も打ち破ったのです。しかし、高句麗も戦いにつかれ、滅亡して歴史の舞台から消えていくのです。日本の大和朝廷も、中華帝国から学ぶものが亡くなり遣唐使が廃止されるのです。

 日本は貴族の王朝時代の幕開けとなり藤原鎌足、冬嗣の時代を経て「竜の馬をあれは求めむ あおによし奈良の都に帰む人のために」と藤原貴族の時代が始まるのです。
 平安京までの道筋は、平たんでなく滋賀県大津の「近江京まで30回を超える遷都」そして、天皇の威光向上に立ちはだかる壁を乗り越えるのです。
 奈良の平城京は、僧院の増えすぎ・僧侶たちの権力排除に立ち向かった桓武天皇が遷都として侵略されにくく、外国の貿易が容易な近江の海(琵琶湖)から若狭湾に続く交通の要衝の平安京へと、唐の長安に模した条理の都を開いたのです。
なんとなく古代ロマンを綴りました。御意見賜りたく存じます。
 

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