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雨漏り奮闘記 『君の名は』の数寄屋橋の今昔(小さな旅)

2010.04.19 (月)

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 雨漏り奮闘記 『君の名は』の数寄屋橋の今昔(小さな旅)
小さな旅には、うってつけの場所が有楽町界隈ですね。

有楽町の起こりは、織田信長の兄弟の中に、茶道・和歌をたしなむ織田有楽斎という人物が徳川家康に大変気に入られ、何かにつけ家康の茶飲み友達的存在でした。
そのため、家康が江戸に都を定めてから、有楽斎も江戸屋敷をもらい、何かにつけ家康のご機嫌取りをしてました。
その江戸屋敷の名前が有楽町になったのです。

数寄屋橋を有名にしたのは菊田一夫原作のNHKの連続ドラマの映画化でしょう。
佐田啓二と岸惠子の共演による名作『きみの名は』は映画全盛の頃、だれもかれも1時間以上待って、並んで見たものでした。

そして世の女性たちは、真知子巻きを当時のトレンドとしたものです。
昭和28年から昭和32年ごろまでブームだった記憶があります。
それはそれは熱狂に近い物ありました。
どこの映画館の立すいの余地のないくらい満員御礼の状態でした。

TVは一日2時間くらい相撲番組をやるくらいで、もちろん民放はありません。
TVの価格も今の金銭感覚で行くと1000万円を超える値段だったんです。
考えられないでしょう。
トランジェスターラジオもないころです。

娯楽は映画を見ることぐらいで、遊園地はなく、上野の動物柄があったくらいです。
こんな時代の事を書いてもピンと来ないかもしれませんね。

こんな時代背景を想像してください。有楽町のJRのガード下の一杯飲み屋はかっての昭和30年代のレトロ調がガードの構造物のレンガが醸し出し、そこに30年代の映画のポスター破れかかって貼ってあったら、これは素晴らしい遺産です。
でも、通行人は一瞥すらする人もありません。

銀座の三越の店員さんや平山郁夫版画展をて居た画廊の社長さんも含めて店員さん全員が数寄屋橋のタイル写真はもとより、昭和30年代の片岡千恵蔵・鶴田浩二・大友柳太郎・都蝶々のポスターの存在すら知らなかったのです。
毎日、昇降していた駅の周りをです。

そんなことで、デジカメの写真を画廊の社長さんに見せたところ、平山さんの奥さんが喜ぶと思いますと言われたので、それではお送りしてあげましょうという話になり、平山郁夫さんの逸話と奥様の話をして下さいました。

とっても良い妻と二人の銀ブラ・デートでした。
また、銀恋の碑や太陽の塔を彷彿させる数寄屋橋公園の時計塔なども光子は大変気に入ってくれました。

銀座ってのは意外なところがあるので驚きました。
『ぷらタモリ』の真似をしてみては。
 
                                            
ファイル 433-1.jpg
現在の数寄屋橋上空より撮影。マリオンと朝日新聞の本社ビルと高速道路が見受けられます。
今年いっぱいでマリオンがなくなることはさびしいですね。
昭和40年以降の撮影です。

ファイル 433-2.jpg
川が埋め立てられ、数寄屋橋も姿を消し、道路になっています。有楽町の駅の反対側に、そごうデパートのビル(現在のヨドバシカメラ)が写っています。
昭和34年ごろと思われます。

ファイル 433-3.jpg
有楽町の駅のホームに屋根がなく数寄屋橋には大勢の人だかりです。
銀座が賑わっている頃でしょう。
有楽町の駅から銀座までの人の流れがすごいですね。
数寄屋橋の奥の川の岸を良く見て下さい。
ダルマ船と言われる水上生活者の船も映っています。
日劇と朝日新聞社のビルが二つですね。
昭和30年ごろと思われます。


                           
ファイル 433-4.jpg
数寄屋橋を渡ってている人々の中に戦後が見られますね。
アメリカの水兵さんが歩いています。
昭和23年ごろと思われます。
古いフォルクスワーゲンやフォードも走っています。
橋のたもとにお巡りさんの見張り塔もあります。

ファイル 433-5.jpg
昭和3年撮影の数寄屋橋です。川には川舟が見え、川の漁師さんの
姿も映っています。。この銀座付近は海に近い為か、東京湾の海苔、小魚、アサリなどを収穫して生計を立てていたのでしょう。
(銀座には今でもヨット・ハーバーがあり、築地や、佃島も
近く、近海の漁師として生計が可能だったんのでしょう)
人通りもなく、銀座4丁目の服部時計店のビルと朝日新聞の本社ビルののみで、銀座三越もありません。

太陽光を推進しよう会の「新瓦博士」
当社ホームページはhttp://www.ogiya.co.jp です。

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