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旅は人生を豊かにする。

2018.04.02 (月)

旅って何だろう。元々の意味は官費旅行だったのです。
旅の字は旗を立て人間が2人いることなのです。

つまり、軍旗を立てて大勢の人が移動することなのです。大勢の人とは、1旅団、つまり500人の軍隊が移動することが語源なのです。

もちろん、戦争の話をしようとしているのではなく、長旅に出ると人は
ノスタルジアに掛かり人恋しくなるのです。
それでなくても日本人に合うだけでうれしくなるのです。また、異邦人であれ、彼らのほうから声をかけてくるのです。
開放的なトイレ(ドアの無いトイレ)で外国人が気さくに話しかけ、妻は、英語がわからず困ってしまったようです。
家に帰って、英語ができれば楽しかったでしょうと言っておりました。

色々の人と会い会話を交わし、初めて見る景観、素晴らしい街並み、長い歴史の中で培われた、時を止めたままの街並みが突然息を吹き返し、当時と違う歴史を語りかけてくるのです。

また、アンデルセンの世界やシンデレラ姫の世界に入り込むことも出できるのです。
シルクロードに行ったときは、真っ赤なトウガラシを乾燥させる大地に驚き、何億年前のユーラシア大陸は海底だったことを、まざまざと見せつける真っ白な川が何キロにわたっても広がり、人の住むこともできない大地が広がっているのです。

日本人には想像もできない巨大な空間があるのです。
トウモロコシを干す黄色い大地、こんな異空間が存在するのです。
砂漠の中に、置き忘れたようなトロール船が何隻もある光景を想像できますか。
カザフスタンとウズベキスタンの国境近くのアラル海です。

ここ20年の間、綿花栽培の用水や水灌漑用水に、地下水をくみ上げアラル海は干上がり、漁師たち、国民は20世紀最大の環境破壊に見舞われたのです。
観光・生活用水・農業が打撃を受け、不毛の地になってしまったのです。

シルクロードを西安からローマに走行すると、ゴビ砂漠に沈む太陽に向かって、何千年もの間と放牧のラクダを引き連れて帰る光景に感動するのです。

薄明りの中、上弦の月が冷たい光を赤茶色の山々に影を落とす。
「月の砂漠」を誰かが突然歌い出し、皆で合唱したのです。
日本では考えられない光景が、次々と銀幕でなく、現実に浮かび上がるのです。
楼蘭美女をご存知の方は多いと思います。カレーズ・楼蘭美女を見た時は感動し心に震えを感じるほどで程でした。
また写真撮影を許可していただきうれしくなりました。
ローラン美女はロシア系白人の美女です。

カレーズは、紀元前の人々が年間降水量16mmのところで暮らす、命を懸けた難工事中の工事だったのです。
カレーズを掘った人は、その土地の神様同様に崇められたのです。
そのカレーズのある土地は、地上49.6度、死体を穴の中に葬るだけでミイラになってしまうのです。
この時の地表の温度は83.3度に達したといわれております。
孫悟空の世界に出てくる「火炎山」があるところです。「金角・銀角」の妖怪と三蔵法師が戦うところです。
カレーズとは、地下に遠くの山の麓に冬降った雪や,降水を蒸発しないように、地下のトンネル内を流し、オアシス都市まで運ぶのです。
その縦坑から換気口に自分の顔を投影し、撮影する気持ちよさを理解できますか。

この工事は、落盤や太陽の光に当たらないため、地上に出た時、紫外線や砂地の工事で蝋燭の炎で目がつぶれてしまうこともあるのです。

ラクダもこの辺りで、2こぶラクダから1こぶラクダに変化していくのです。
これを境に駱駝の毛の深さも違うのです。

この火炎山に、日本人がこの光景を見て感動し、奥さんに自分が死んだら火炎山の麓に埋葬くれと言い残し、埋葬されている方がいるのです。

この火炎山も、人の住む場所でないと思われるかもしれませんが、低地の川が流れる中腹は、ベゼリクチの千仏洞がります。
また、果物、特に干ブドウやイチジクの産地です。変わった果物で睡眠を促す桑の実があります。
また、現在は中国の油田開発が行われております。トルファンは「共命鳥」言われております。地上と地下の原始宗教的な世界観も違って来るのです。
宗教も、仏教、ヒンズー教、イスラム教、ゾロアスター教、キリスト教と旅程の中で変化するのかはっきりとわかるのです。
旅は人の心を豊かにします。旅に出て心を豊かにすることが、人生において、無駄でないことを実感してください。シニアの皆さん、旅に出て、人生に無駄など存在しないことを考えてください。