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ヤンキーボーイ・ヤンキーガールの陽気とアメリカンドリーム

2020.06.30 (火)

 ジャパニーズドリームは、平成元年からバブルがはじける3年頃まで瞬間的に存在しましたが、うたかたの泡のように消えて、言葉も消えたように思われます。
 
 アメリカンドリームの可視化が、タイムズスクエアなのです。笑い・熱狂・ファッション・ジャズ・黒人霊歌・ミュジカル・アルコール・寿司・中華・コリアン・イスラム・ロシア・ボリュームあるレストラン・何をとっても日本人には陽気で能天気に思われることでも、異次元ではなく日常なのです。
 なんでも受け入れ、巨大な器はあるのです。

 ニューヨークは商都のため、鉄道がなく、地下鉄とバスが1000台以上も長蛇の列の通勤地獄です。
 タクシーは朝6時にはスピードを上げながら客引きです。摩天楼の空間を行く黄色の疾走は見事です。
イエローキャブと言われるタクシーは、このコロナで苦境にたたされ途方に暮れております。運転手の水揚げが1日200$も稼げず、タクシー会社の社長の自殺者を出しているのです。零細企業の経営者を圧迫し、2020年暮れにかけては、自殺者が表面化する恐れがあると考えられます。歌舞伎町から居酒屋・ホストクラブからもクライスターが続出しています。

 まして、不衛生の環境下のアフリカでは、30万人の患者が発生し、10万人の死者を出しているのです。ユニセフ・国境なき医師団は寄付を募っていますが、一向に死者は減少しません。
 
 内戦の続くスーダンのオリンピック選手団は群馬県の要請で住まい、食費、日本語学校への通学、強化訓練に汗を流し頑張っております。
 前々から、群馬・太田近在は外国人が工場の生産要員としてなじみのあるところです。
 観光で来日した現場要員は、今、農家の主力従事者として働いておりますが、すべてに日陰の存在で、老いての生活が心配です。

 話が横道に反れましたが、日本人の平和の裏側も再考する必要が在るのではないか心配です。

 アメリカンドリームに目を奪われ、貧困と戦うメキシコなどからの難民問題も悲惨です。日本は四方海に囲まれ、江戸260年の鎖国で「粋の文化」を築き、北斎は世界のゴッホやマチス、セザンヌ、モネーやピカソにまで影響をあたへ、伊能忠敬の日本地図はペリー提督を驚かせたのです。世界のどこにもない精巧な日本地図を隠居してから制作したのです。

 素地は日本の文化・教育のお蔭です。平安時代に紫式部や清少納言の存在は、世界の例外なのです。
 群馬県の足利学校も欧米諸国に比較して歴史ある学校の一つです。

 江戸時代には高札という掲示板があり、寺子屋で庶民も読み・書き・ソロバンが一般化していたのです。武士階級は藩校で教育を受けたのです。薩摩には郷中教育があり、私塾として有名でな、徳川幕府から明治維新に導いた吉田松陰の松下村塾あったのです。

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